日記帳

池袋むつお

2013年04月05日 09:00

 一時期はほとんど毎日きちんと日記をつけていました。今日はどこでどんなことがあったかはもちろん、どんな本を読んだかとかどの映画を観たかとか、気に入った作品なら監督の名前までわざわざ調べて記録していました。それくらい詳しく日記をつけておくと、誰とどんな予定があったかとか、新幹線 切符予約に幾らかかったかとかがすぐにわかってわりと便利だったのですが、それなのにいつの間にか飽きてしまって、ついにびっしり書き込んだ日記帳をなんとなく捨ててしまいました。
 あれから時間が経った今あれを読んだらきっと過去の日々が蘇ってきっと興味深かっただろう思うと、少しもったいないような気がします。意外に自分の記憶力だけでは日々のことをそこまで覚えてはいません。大掃除の最中に不意に写真のアルバムや昔使っていたメモ帳を見つけると、それまで忘れていたことをたくさん思い出して面白いものです。